- 糖尿病で健康に基準値を知りたい。
- 糖尿病の初期症状・予防法を知りたい。
- 糖尿病で薬はどんな意味があるのか知りたい。
- 糖尿病で適切な治療法について知りたい。
「数値が高く、糖尿病になりかけている。」「糖尿病を治すために何をすればいいのか知りたい。」
「糖尿病のために厳しい生活をしている。」
こういった方に記事を書いています。
☑本記事の内容は
- 糖尿病を薬で治そうとしても、合併症は減らない
- 糖尿病のような慢性疾患は適当に付き合うほうがいい
この記事を読むことで、正しいHbA1cの基準値を知ることができ、薬との
関わり方が分かる。無駄な治療費を使わずに、医療ビジネスに騙されなくなります。
糖尿病と楽しんで生活を送ることができます。
健康寿命を伸ばすことができます。
自己紹介
こんにちは。私は東洋医学南整体院の南です。
私は、約15年治療業界にいます。
その中で、病院にいっても治らなかった4年続いた認知症を治したり、8年間続いた頭痛を治したり、
高血圧を治したり、花粉症、ぎっくり腰、腎臓病、コレステロールなど取り組みながら、
痛みだけでなく、姿勢や薬を一生飲まずに過ごせるようにサポートしています。
その中で皆様にお役立ち情報をお届けしています。
糖尿病のような慢性疾患とは適当に付き合うのがいい
血糖値を無理矢理さげても無意味
血糖値は薬で無理やり下げてもあまり意味がないとお伝えしました。
それどころか、治療の邪魔になることもあります。
糖尿病は薬による治療だけでなく、食事療法や運動療法も併せて行われます。
特に肥満が原因の2型糖尿病の患者さんでは、
肥満を克服することで糖尿病を改善できることもあるため、
医師から「体重を落としましょう」と指示され、
食事や運動で体重をコントロールすることを求められます。
ところが糖尿病の薬の中には、体重を増やす作用のものがあります。
糖尿病の代表的な薬であるインスリンです。
実はインスリンは血糖を分解しエネルギーに変える作用とともに、
余ったエネルギーを脂肪に溜め込む作用とがあります。
別名肥満ホルモンとも呼ばれています。
高い血糖値を下げるためにインスリンの量を増やすと、
それに比例して体重も増え帰って糖尿病が悪化するというケースも
少なからずあります。
インスリンの分泌を促すスルホルニ尿素薬にも同じような作用があり、
太る可能性があります。
さらに薬で無理やり血糖値を下げ厳しい血糖をコントロールすると、
命を落とす危険もあります。
2008年に発表された研究では、厳しい血糖値のコントロールは早死するし、低血糖の危険性が高まる
内服薬やインスリンを使って厳しく血糖値をコントロールし、
HbA1cの正常値6%を目標にするグループと、標準的な治療によって7%代を
目標にするグループと比較したところ、厳しい血糖コントロールをしたグループで5%に対し、
標準的なグループで4%と死亡が2割も増えたという結果が示されました。
また薬で無理やり血糖値を下げると、「低血糖」の危険も2から5倍に高まります。
正常な血糖値を110 ㎎/ dl未満です。
しかし低血糖で60~70以下になると、震え。動悸冷や汗などの症状が
出始めます。
さらに低血糖が進むと意識レベルが低下して、
異常な眠気や集中力の散漫、異常行動などが現れるようになり、
場合によっては昏睡状態から死に至ることがあります。
このように、血糖値は低いけれど低ければ低いほど良いというわけではありません。
糖尿病は進行が遅く合併症が出るまで数年かかりますが、
血糖値の低血糖の症状には緊急の処置を要することがしばしばです。
合併症を防ぐために血糖値を下げる薬を飲んでいるはずが、
低血糖という深刻な状態を招いてしまったのでは元も子もありません。
糖尿病の患者には、大好きな甘いものやお酒をひたすら我慢し、
運動を一生懸命して少しでも血糖値を下げて、正常値に近づけようと
頑張っている人がたくさんいます。
しかしあまり頑張りすぎても意味がないことを多くの研究が示しています。
ちなみにランダム化比較試験ではありませんが、
糖尿病飲み薬で治療している患者さんの場合 HbA 1 C 6%の人と9%の人の寿命は、
ほぼ同じという研究結果があります。
さらにインシュリン治療の場合には HbA 1 c 6%の人も10%の人も寿命は変わらず、
しかも最も長生きだったのは、 HbA 1 c が7~8%の人だったという驚くべき結果も出ています。
糖尿病とは、楽しくできる範囲でコントロール
現在の糖尿病診療ガイドラインでは、
血糖値正常化を目指す場合の目標を HbA 1 c 6%未満と定めていますが、
一体どこかから6%という数字が出てきたのか、全く不可解です。
確かに、糖尿病の患者さんは一般的に寿命が10年短いと言われます。
しかし血糖値を薬で厳しくコントロールする治療をしても、
寿命に関する効果はほぼゼロだということが、様々なデータから明らかになっているのです。
それに、血糖値が高くても合併症を起こさない人もたくさんいます。
同じ血糖値であっても、例えば血管が丈夫で動脈硬化になりにくいなど個人差があります。
これは慢性疾患の全ての治療に共通することですが、
治療して合併症を起こす人もいれば治療をしなくて合併症にならない人もいるのです。
目の前の数値を見ただけでは、病気は治っているかどうかわかりません。
現役世代であっても基準値を目指すような厳しい血糖コントロールをするより、
HbA 1 c 7%代をキープするくらいを目標に薬も減らせるのは減らし、
たまにはおいしいものを食べたりしながら、あまり神経質にならずにそこそこで
血糖コントロールをしていくのが、賢い糖尿病との付き合い方だと思います。
65歳以上の定年世代になれば、
薬を減らすとか、甘いものを解禁するとか、
コントロールをもっと緩めてもいいでしょう。
特に65歳になって初めて HbA 1 c が基準値を少し上回り、
「糖尿病です」と告げられたような境界線の人は、
何も心配する必要はありません。
そのうちの多くの人はそれほど進行しないからです
ただ、中には数年のうちに悪化し、
高血糖のため、脱水症状や昏睡状態になることもあるので、
悪化傾向にないかどうか、数年おきにチェックするというくらいはいいかもしれません。
糖尿病になると、年齢を問わず、「これはを食べてはいけない」「これを飲んではいけない」「運動しなくてはいけない」
など、制約がたくさんできてしまいます。
健康はキープできても、我慢、我慢の人生では楽しくありません。
まして65歳を過ぎたら、後は余命です。
進行の遅い糖尿病とは、慌てず騒がず、このくらい適当に対応してちょうどいいのです。
まとめ
- 糖尿病を薬で治そうとしても、合併症は減らない
- 糖尿病のような慢性疾患は適当に付き合うほうがいい
について説明しました。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
参考文献
「65歳からは高血圧・糖尿病・がんはこわくない 検診・薬をやめるに限る!」
著者 名郷 直樹 武蔵国分寺公園クリニック院長 さくら舎
「あなたが知っている健康常識では早死する!」
(秘蔵データが示す健康寿命の延ばし方) 著者 近藤 誠 近藤誠がん研究所 所長 徳間書店
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