こんにちは。
尼崎で東洋医学南整体院をやっている
南です。
・腰椎椎間板ヘルニアで手術を勧めらている
・椎間板摘出術って効果があるのか科学的に知りたい
・腰椎椎間板ヘルニアで腰痛があり、手術をしようかどうか悩んでいる
【尼崎/腰痛、腰椎ヘルニアの椎間板摘出術って効果あるの?】
について書いていきます。
腰痛で病院に行くと、腰椎椎間板ヘルニアと言われた。
手術を進められ、手術しようかどうか悩んでいる。
その他腰椎椎間板ヘルニアの治療法の中で特に
手術について科学的にどうなの知りたいかったりします。
そんな疑問に答えていきたいと思います。
✓本記事の内容
- 腰椎椎間板ヘルニアの手術について
- 優れた手術法と保存療法を長期的に見ると同じ
この記事を読むことで、無駄な手術を避けることができ、
無駄な時間や費用をかけずにすみます。
より良い治療法の選択ができます。
現代医療の診断のままに進んでいくと
後悔することになります。
しっかりとした知識でより良い選択ができます。
椎間板ヘルニアの症状は4年以内に自然治癒する傾向があります。
椎間板ヘルニアに対する現時点で最も優れていると考えられている
手術とその他の保存療法を比べると、長期的は成績は同じです。
私は、約15年くらい治療業家に携わっています。
そういった経験の中で、少しでもお役に立てる
情報を提供できればと思います。
腰椎椎間板ヘルニアの手術について
病院に行くと椎間板ヘルニアと診断されると、腰痛の中で
手術を受ける頻度が高いのは、椎間板ヘルニアです。
多くの人が椎間板ヘルニアが坐骨神経痛の原因だと
信じ込まされているのが現状です。
椎間板ヘルニア手術でラブ法が効果的であるが・・・?
椎間板ヘルニアの手術について
椎間板ヘルニアの手術には、
・ラブ法(標準的髄核摘出術)
・顕微鏡下髄核摘出術
・経皮的髄核摘出術
・経皮的レーザー椎間板除圧術(PLDD)
・内視鏡下髄核摘出術
・キモパパイン注入法
があります。
たくさん椎間板ヘルニアの手術があります。
こんなにも手術の方法が色々ありますが、
椎間板ヘルニアだけでなく、腰下肢痛における
手術の効果がきわめてあやしいものがあります。
現時点で分かっている研究からみていきましょう。
スウェーデンのタルバーグらの研究チーム
ラブ法群と顕微鏡下髄核摘出群とを比較しました。
CTスキャンで椎間板ヘルニアが確認され、2ヶ月間の保存療法に
効果がみられない坐骨神経痛患者60名を無作為に割り付け、
術後の成績を1年間にわたって追跡調査しました。
その結果は、手術時間はラブ法群の短時間で終わることが
できました。それ以外は、術中の出血量、合併症、入院日数
欠勤日数、改善率など、いずれの点も差はありませんでした。
イギリスのクラウシォーらの研究チーム
ラブ法群とキモパパイン注入法群に分けて比較しました。
椎間板ヘルニアと診断され、保存療法で効果が見られない腰下肢痛
の患者52名を、ラブ法群とキモパパイン注入法群に無作為に割り付け
ました。手術をしました。
術後成績を1年間、追跡調査しました。
結果は、臨床所見とVASで成績を評価しました。
VASとは一番痛いのを10としたら、痛みがないのを0として
痛みの度合いを評価する方法です。
ラブ法群は85%、キモパパイン注入法群では46%改善率が
ありました。坐骨神経痛は両方とも改善がありました。
腰痛はラブ法群がはるかに優れていました。
※キモパパイン注入法とは
椎間板内に蛋白分解酵素を注射して髄核を溶かすやり方です。
フランスのルヴェルらの研究チーム
キモパパイン注入法群と経皮的髄核摘出術群に無作為に割り付け、術後成績を
1年間、追跡調査しました。
1ヶ月間の保存療法に効果がみられない椎間板ヘルニアによる
坐骨神経痛患者を141名を対象に行われました。
その結果によると、
6ヶ月後と1年後のどの時点においても、キモパパイン注入法群の
方が改善率が高かたのです。
ちなみに、新しい治療法に経皮的レーザー椎間板除圧術(PLDD)や
内視鏡下髄核摘出術があります。
この新しい治療法が、ラブ法、顕微鏡下髄核摘出術、キモパパイン注入法よりも
優れているという科学的証拠は、今のところありません。
このことから、ラブ法と顕微鏡下髄核摘出術の有効性は高く、
治療成績にほとんど同じです。
キモパパイン注入法は、経皮的髄核摘出術よりも効果がありますが、
ラブ法よりも効果がないんです。
優れた手術法と保存療法を比べると長期的には同じ
国際腰椎学会でボルボ賞を受賞した研究によると、
椎間板ヘルニアの症状ある時点までに改善することが
明らかになってしまったのです。
ノルウェイのウェーバー
神経根造影で椎間板ヘルニアが確認された126名の
坐骨神経痛患者を、保存療法群とラブ法群とに割り付け
ました。その後、10年間にわたって追跡調査しました。
治療内容を知らされていない医師が両群を評価しました。
1年後まではラブ法群の方が優れていました。
4年目以降は両群間に差がなくなりました。
まとめ
椎間板ヘルニアの症状は4年以内に自然治癒する傾向があります。
椎間板ヘルニアに対する現時点で最も優れていると考えられている
手術とその他の保存療法を比べると、長期的は成績は同じです。
ちなみに、前提として保存療法の効果はプラシーボ効果を超えられない事実が
あることをご了承ください。
その上で、手術をする意味はほとんどなしと私は考えています。
満足感を得たい、お医者さんにお金をあげたい、先生が好きな人は、
手術を受けてみてもいいかもしれません。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント