こんにちは。
尼崎で東洋医学南整体院をやっている南です。
・腰痛の原因は骨盤の歪みと言われた
・腰痛は骨盤矯正をすれば良くなると思っている
・骨盤矯正の効果のことを知りたい
いろいろな治療院や整体院や、整骨院などにいくと
腰痛の原因は骨盤が歪みがあるからと言われたり
したことはないでしょうか。
また、テレビとか町でも骨盤矯正などの看板や
広告を見かけることもあります。
骨盤の歪みや矯正って科学的に何か証拠があるに違いない
と考えている人も多いです。
✓本記事の内容は
骨盤について
骨盤の歪みについて
骨盤矯正について
この記事を読むことで腰痛の原因と腰痛は
今のとこ科学的には無関係であることがわかります。
骨盤の歪みと腰痛の関連性を示した証拠や、研究は
現在ありません。
腰痛の原因と骨盤の歪みの関係について説明していきたいと思います。
骨盤とは
骨盤は仙骨と寛骨でできています。
寛骨は腸骨・坐骨・恥骨からできています。
これら全体をひとまとまりの骨盤といいます。
骨盤の歪みとは?
姿勢の悪さや、体に負担かかる使い方などで骨盤が
歪み生じると考えられています。
このような主張をするのは、整体、カイロプラクティック、
オステオパシーなどの手技治療を行う治療家です。
これらの治療法は、世界的には「脊椎マニピュレーション」と
呼ばれています。
最近では、こうした代替医療が日本でも普及してきたせいか、
多くの人が背骨のズレや骨盤の歪みが腰痛の原因だと思っています。
ただ、この考えが科学的に証明されたことはこれまでただの一度も
ありません。
リヴァンジーの研究
解剖学的には棘突起が正中線上に位置する確率は20%程度だとい
言われれています。
リヴァンジーは、発症後Ⅰ年以内の腰痛患者144名と健常者138名
を対象に、骨盤の歪みを厳密に測定して腰痛との関係を調べました。
ここで分かったことは、どのようなことのおいても骨盤の非対称性と
腰痛とは関連していないことが証明されています。
アメリカ医師会の有罪
告発しました。
11年に及ぶ審理の末にシカゴ連邦地裁のゲゼンダナー判事が判決をくだしました。
1987年8月27日アメリカ医師会の有罪が決まりました。
ここで、今まで主張してきたサブラクセーション、すなわり背骨のズレという原因論は
誤りであることをカイロプラクター側は認めています。
一人ひとり顔が違うように、また、同じ人でも左右全く同じでないことは
ご理解いただけるでしょうか。
それと同じように、背中で触る背骨の棘突起の不整列はもともと生まれつきものであり、
そもそも正中線上に揃ってあることはないんです。
なので、近代のカイロプラクティックは、神経病態生理学、運動病理学、筋病理学
組織病理学、生化学的変化のうち、一つ以上を含む複合体として背骨のズレを考えて
います。
骨盤矯正とは
骨盤矯正の基本は、堅いのを柔らかくすることです。
骨盤矯正と聞けば、なにか歪みをなくして、左右対称に
するみたいに考えている人が多いですが、
そうではありません。左右にバランスを整えることでは
なく、関節の動きを良くすることなんです。
その関節の有名なのが仙腸関節なんです。
骨盤矯正にとって大切な関節は2つです。
仙腸関節と恥骨結合関節です。
ここで例にすると仙腸関節の動きが悪いから、
その動きの悪い方を特定して動きをつけます。
動きが制限されている関節を矯正します。
堅いものを柔らかくするのは簡単なんです。
例えば、パンツのゴムを例に考えてみてください。
パンツのゴムが新しくキツすぎる場合は
どうされますか。
ひたすら伸ばすかそのまま履き続ければ、段々と
伸びてきます。
それは、簡単なんです。
誰でもできますし、自然にさえそうなります。
これが、今行われている骨盤矯正の考え方です。
基本は堅いものを柔らかくすることです。
パンツのゴムで言えば、きつすぎるゴムを
伸ばして、丁度いい状態にすることです。
難しいのは、今度は、伸びすぎたパンツのゴムを
どうやって、新しいゴムのように縮めるのか
ということです。
どうしたら、柔らかくなりすぎた関節をルーズな関節といいます。
緩みすぎた関節をどうしたら元のように正常な緊張状態に
できるのでしょうか。
この場合、よく使われるのが骨盤ベルトです。
この伸び切った状態が、骨盤が開いているという状態です。
この状態の時、時間がかかります。
もとの状態になるには時間がかかります。
たかが骨盤矯正ですが、色々と考えられることが
実はたくさんあります。
ただここまで考えるとわかりにくいので、
説明するのも時間がかかりますので、
簡単に骨盤が歪んでいます。
ということがたくさんあります。
経験上ですが、たしかに
骨盤の関節の動きを正常にすれば
症状は軽減されます。
あくまで、多くに治療院で行われている
骨盤矯正は骨盤の関節の動きを良くしていのであって、
左右にバランス良く対称的にしているわけではりません。
もし左右のバランスを整えたいなら、体の使い方を
左右バランス良く使う必要があります。
人任せでどうにかなるものでは基本的には
ありません。
まとめ
腰痛と骨盤の歪みは本当に関係るのかどうかについて
記事を書いてきました。
骨盤の歪みと腰痛の関連性を示した証拠や、研究は
ないということです。
骨盤の歪みと腰痛は全く関連性はないことを
ご理解いただければ、嬉しく思います。
そうすることで、なんとなく骨盤矯正でポキポキなるだけの
意味のない施術を避けることができますからね。
でも、ボキボキ鳴らすことが、好きな人もいるのも
事実です。
施術側も患者さんもいます。
楽しむためにはいいかもしれません。
しかし、ボキボキ鳴らすことが治療だと
考えないでくださいね。
左右に骨盤を整えるこが治療だと考えないで
くださいね。
骨盤矯正について少しでもあなたにお役に立てれば
嬉しく思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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