- 全ての腰痛の原因はなんだろうか?
- 脊柱菅狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、すべり症、分離症、坐骨神経痛など なぜ腰痛なるのか知りたい。
- ストレスが慢性的疼痛を引き起こす根拠を知りたい。
こういった疑問に答えていきます。
✓本記事の内容は
- 心理社会的因子(精神的ストレス)腰痛を引き起こす
- 心理的ストレスが腰痛や体に与える影響
こんにちは。
尼崎で東洋医学南整体院をやっている南です。
私は約15年間治療業界に関わっています。 その中でお役にたてる情報を経験と研究を を参考にしてお役立ち情報を書いています。
この記事を読むことで、腰痛の原因を知ることが できます。もう根拠のない西洋医学のお金のかかる 危険な治療法をさけることができます。
しっかりと研究をいかして、腰痛の治療法を選択 できます。
心理社会的因子が腰痛を引き起こす
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腰痛の原因は心理社会的因子です。要するに、精神的ストレスです。 心理社会的因子が腰痛を起こしています。
実際に、医療業界では、腰痛の概念が劇的に変わってきています。 以前は、人間を物質的に考えきました。腰痛を生物学的損傷だと 考えてきました。しかし、腰痛を生物・心理・社会的疼痛症候群という 考えに変わってきています。
以前は、腰痛疾患を生物的・物理的・構造的な損傷にちがいないと 信じ込んで身体を調べてきました。結局は、症状と関連する損傷は ついに見つけられませんでした。
そして、生物学的・物理的・構造的なアプローチ、今までの身体に対する 治療成績は、予想以上に悪いことが明らかになってきています。
実際に行われて研究を3つご紹介します。
アメリカのホフマンらの研究チーム
椎間板ヘルニアの手術の成績は、心理社会的因子の影響が 強く関わっていることを発見しています。
実際に椎間板ヘルニアに対する手術をテーマにした医学論文を81件を 選び出し、厳密に検討した結果だからです。
アメリカのシュペングラーらの研究
椎間板摘出術予定者を手術前と後に評価しました。 その結果は、治療成績ともっとも関係が深かったのは 理学検査や画像所見ではなく、心理テストのMMPIだったと 報告しています。
椎間板摘出術が予定されている腰下肢痛患者84名を対象に 調査されました。評価方法は、神経学的所見、SLR(下肢伸展挙上テスト)、 画像所見、MMPI(ミネソタ多面的人格検査: Minesota Multiphasic Personality Inventory)の4つの項目で行われました。
治療成績は心理的要因によって大きく変わります。
スイスのシャーデらの研究
椎間板摘出術の治療成績に関わる因子について分析を しています。 その結果は、術後の職場復帰状況は画像所見や臨床症状には 全く影響されないことがはっきりしました。 強く影響するのは、心理的因子の抑うつ状態と職業上の心理社会的因子 である職場での心理的ストレスだということです。
西洋医学の治療法自体が逆に身体に悪影響を与えことが分かってきています。
なぜなら、それを証明する研究結果が出ているからです。 腰痛疾患の治療成績は、患者の症状の強さや画像所見、あるいは治療法にって 左右されるものではなく、心理社会的因子が影響しているからです。
カナダのブースらの研究
腰下肢痛のある椎間板ヘルニアと診断されてた患者46名と、健常者の46名 の腰椎椎間板をMRIで比較しました。その結果は驚くことに健常者の76%に 椎間板ヘルニアがありました。 このことが認められて国際腰椎学会でボルボ賞を受賞しました。
さらに、この研究を行う前に心理社会的側面についてアンケートを実施しました。
手術をしなければならない椎間板ヘルニア患者と、 椎間板ヘルニアがあるのに症状がない健常者との違いがどこにあるのかを調べました。
その結果、椎間板ヘルニアで症状のある患者と椎間板ヘルニアがあるが 症状のない健常者との違いは、職業上の問題と心理社会的問題だというこが 判明しました。
職業上の問題とは、心理的ストレス・集中力の欠如、満足度、失業などです。 心理社会的問題とは、不安・抑うつ・欲求不満、夫婦関係などです。 つまり、椎間板ヘルニアがあったとしても症状のある患者は 職業上の問題や心理社会的問題を持っていますが、 健常者はこれらの問題がほとんどありませんでした。
精神的ストレスが腰痛や体に与える影響
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心理社会的要因が腰痛や体に与える影響は様々です。 心の状態によって体は驚くほど変わるからです。
アメリカのマラスらの研究
腰痛のない25名の大学生を対象に、腰椎への物理的負担に対する 心理的ストレスと性格特性の影響力を調べました。
やり方は、25名の学生の性格特性を初めに心理テストで調べ、分類 します。 それぞれ約14キロの物を持ち上げて腰のかかる負担を厳密に 調べます。
否定的な言葉や態度でストレスを与えた場合と、肯定的な 言葉や態度でストレスを与えない場とで比較しました。
その結果、心理的ストレスは単独でも腰痛の原因となるということです。
さらに、内向型、直感型の性格の持ち主は、外向型と比べると心理的ストレスを 受けると腰痛を引き起こす可能性が高まるこを突き止めることができました。
ストレスと腰痛の関係は?
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厚生労働省による悩みやストレスの有無に関する調査結果です。そのピークの 年齢をご確認下さい。腰痛の発症と重なっていることがご理解いただける 思います。
アメリカとイギリスの腰痛診療ガイドラインでは、4つのことを指摘してます。
心理社会的因子は、治療とリハビリテーションの成績に影響を与える 心理社会的因子は、自覚症状や他覚所見よりも慢性化しやすい 心理社会的因子は、慢性腰痛や活動障害に重要な意味をもつ。 心理社会的因子は、考えられていた以上に重要な意味を持つ。
これらのことから、心理社会的因子にもっと注意する必要があると 勧告されています。
まとめ
今までの西洋医学の考える腰椎椎間板ヘルニアとかすべり症、分離症、脊柱菅狭窄症、 変形性腰椎症などの腰痛の原因は間違っていました。
心理社会的因子である精神的ストレスは、腰痛と大きく 関わっています。
精神的ストレスを上手くコントロールすることができっれば 腰痛は治すことができます。
そうしないと腰痛は治りません。
本日も最ごまでご覧いただきありがとうございました。

















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