- コレステロール低下薬を服用している方。
- コレステロール低下薬を処方されたけどこのまま飲み続けても良いのかどうか考えている。
- コレステロール低下薬の副作用にについて知りたい。
こういった悩みや問題の解決するためのヒントについて説明していきます。
☑本記事の内容は
- コレステロール低下薬の副作用について
- スタチンの副作用の出る割合と費用対効果
この記事を読むことで、コレステロール低下薬の副作用について知ることができます。
薬を服用することで得るデメリットとメリットを知ることができます。
デメリットよりもメリットが大きい場合は薬を服用する判断力が身につきます。
その体調不良はもしかしたら薬の副作用かもしません。
そのことに気づけば、主治医に相談できあらたな治療の選択をすることができます。
私は治療業界に携わって約15年になります。
その中でお役立ち情報を提供しております。
なかなか改善しない症状がある場合は
もしかしたら、薬の副作用のせいかもしれません。
コレステロール低下薬が原因で足腰が筋肉痛になりやすかったり、
頻尿になったりします。
実際に、当院をご利用して頂いている方が
コレステロール低下薬をやめてから2週間くらいしたら
頻尿がへったり、体の筋肉痛が減ったりしました。
仕事でもトイレを気にせず、水分制限をしなくてもすんだりしました。
また、睡眠の質があがったりします。
なぜなら、睡眠中での途中トイレの回数が減ったからです。
生活の質が向上することがあります。
今回はコレステロール低下薬の副作用についてです。
コレステロール低下薬の副作用
この記事を読まれている方の中には、
すでにコレステロール低下薬を飲んでいる方もおられるかもしれません。
そんなあなたに質問があります。薬を飲みだして体調はいかがでしょうか?
気になる体調不良はありませんか。
実際に、コレステロール低下薬の副作用について詳しい説明を医師から受けずに、
そのまま信じて薬を飲まれている方が多いのではないでしょうか。
コレステロールの低下薬には、主に「スタチン」
という薬が使われます。
初めて聞いたという方もおられるかもしれません。
そのスタチンの中でストロングスタチンの医薬品添付文書
についてご紹介します。
ストロングスタチンの重大な副作用
ストロングスタチンの医薬品添付文書の一部です。
●承認時までに実施された臨床試験で、886例中197例(22.2%)
に副作用が認められた
●重大な副作用
1,横紋筋融解症 2.ミオパシー(広範な筋肉痛、筋肉圧痛)
3.肝機能障害、黄疸 4.血小板減少
とあります。
一つ一つ説明してきます。
横紋筋融解症
横紋筋融解症というのは、簡単に言うと筋肉が融けて出る症状です。
人間のコレステロールの8割は肝臓で作られていると考えられています。
スタチンは肝臓に働きかけてコレステロールの合成機能を妨害するだけでなく、
脂肪からできるケトン体というエネルギー源の合成も妨害します。
ケトン体というのは、お腹が空いた時や寝ている時のエネルギー源
です。このケトン体が不足するとエネルギーが必要になります。
その時に、筋肉を融かして筋肉のタンパク質をエネルギー源として
使われることになります。
筋肉が融けて出る症状は、最初は筋肉痛としてでてきます。
そのまま気づかずに薬を飲み続けていると、尿がチョコレート
色に段々となってきます。尿がチョコレート色になっている時は、
筋肉が融け出している証拠になります。
さらにそのまま薬を服用し続け症状が進むと、筋肉が融けて
筋肉量が減るので、体に力が入らなくなります。
歩くことや日常生活に支障が出始めます。更にひどくなると
呼吸困難にさえもなったりします。
ミオパシー
ミオパシー(広範な筋肉痛、筋肉圧痛)は、薬によって筋肉が融けることで
痛みが出る症状です。筋力の低下、こわばりなどの症状です。
肝機能障害・黄疸
肝機能障害とは、この薬は肝臓の働きを妨害するので肝臓が弱ることです。
黄疸は、体が黄色っぽくなったりします。
血小板減少
血小板減少についです。血小板は出血した時に血を固める作用があります。
血小板が少なることで、怪我をしたとき血が止まりにくくなります。
これは、体内で出血するようなことがあると、同じように血が止まりにくく
なります。体内で出血するような病気とは、例えば、脳出血です。
スタチン全般の副作用
コレステロール低下薬にスタチンが使われることが多いです。
スタチンを使われている薬は、〇〇スタチンと名前がついている
事が多いです。
例えば、ロスバスタチン、ストロングスタチンなどです。
このスタチン全般にある副作用についてご紹介します。
さらに、次のような症状も追加されています。
(英国医薬品庁:Drug Self Update 2009;3(4):11)。
うつ状態、睡眠障害、記憶喪失、性機能障害、間質性肺炎、
発がん、多発性神経炎、催奇性
などです。
重大な副作用以外にもこのような副作用があります。
まずは、事実から把握する必要があります。
※なんのためにコレステロール低下薬を飲まないと行けないのかを知りたい方は
下の記事を御覧ください。
スタチンの副作用の出る割合と費用対効果
昔から「薬好き」と言われている日本人は、
医師の言われるがままに処方される薬を
信用して飲まれる方が多いです。
いいところがある反面、副作用はつきものです。
スタチンの副作用の出る割合とは
スタチンというコレステロール低下薬の副作用の出る割合に
ついて考えていきましょう。
スタチンの6ヶ月~1年間の市販前試験では、10~30%の人に
副作用が出ています。
この副作用発生率は、少ないと思いますか?多いと思いますか?
人によって解釈はそれぞれですが、過去の副作用情報については、
日本医薬品医療機器総合機構のホームページ(https://www.pmda.go.jp/)で
見ることができます。
そこには、1208件のスタチンによる副作用情報が登録されています。(2000~2004年の5年間)
詳しくは、最も多いのは筋骨格系と結合組織障害で23%です。
その多くが横紋筋融解と筋肉痛でした。筋肉にダメージを与えます。
薬の飲むなとは言わない、費用対効果を考えよう
このスタチンの医療費は約6万円/年になります。
医療保険で1割負担であれば、約6千円/年になります。
問題なのは、いつやめることができるのかということです。
血液検査をして、正常値であれば、そのまま薬を飲んでいるから正常です。
と言われ、薬を飲んでも異常値を示していれば、薬が必要ですと言われます。
50歳から服用を始め、80歳まで生きるとして、考えると
30×6として180万円費用がかかることになります。
健康診断の基準値は、良いように決められて、誰が本当のことを
教えてくれるのか分からない状態になっています。
この薬は増える事はあっても減ることのない状況に
追い込まれます。
必ず薬には、副作用があり、長期間の服用になると
体はダメージを受けもっと薬を必要な状態になります。
お金を払って、副作用を一生抱えて増える一方の薬、
薬が増えるたびに副作用が増えることになります。
悪循環の始まりです。
そうなる前にしっかり調べましょう。
どれがどうなれば、薬を必要とするのか、どれがどうなれば、
薬を止めることができるのか明確にしましょう。
しっかりと主治医と決めてから、薬の服用を始めることを
おすすめします。
年を取れば取るほど、筋力も低下します。それなのに薬を飲んで
さらに悪化をさせることに意味があるのか、新しい細胞を作る時に
コレステロールは必要な材料であり、そのコレステロールを下げてまで
得られるメリットは良いものかどうか見極める必要があります。
筋力の低下による転倒、さらに骨折、寝たきりなどお金を払って
そのリスクを高める必要があるのか今一度考えて頂きたいです。
※コレステロール値は高いほうが長生きします。
それを知りたい方は下の記事をクリックしてごらんください。
まとめ
- コレステロール低下薬の副作用について
- スタチンの副作用の出る割合と費用対効果
説明しました。
ますは、コレステロール低下薬のメリットとデメリットを明確にしましょう。
もし、特に症状や問題がなければ、コレステロール低下薬は必要ないのではないのかと
考えています。
副作用を上回るメリットがあれば、コレステロール低下薬は飲んだほうがいいです。
副作用を上回るメリットがあれば、なんだろうかと知りたいくらいです。
いかがでしょうか?
この記事を鵜呑みにすることなく、やめたいと思う方は
調べていただければと思います。
少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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