そんなストレッチのやり方は危険!
こんにちは。
尼崎で東洋医学南整体院をやっている南です。
本日は、ストレッチについて
どうお考えでしょうか?
運動前にやったり、運動後にやったり、
ウォーミングアップとして行ったりしたことは
あるのではないでしょうか?
トレナーやリハビリや治療院で
勧められたりしたことはないでしょうか?
ストレッチには、大きく分けて
二種類あります。
- 動的ストレッチ=ダイナミックストレッチ。
- 静的ストレッチ=スタティックストレッチ。
動的ストレッチとは、関節可動域いっぱいまで止めることなく、動かして
筋肉を伸ばすことです。
静的ストレッチとは、関節可動域いっぱいまで筋肉を伸ばし、そのまま30秒
くらいそのままの留めてる方法です。
ここでは、一般的によく知られている静的ストレッチのみを取り上げて
説明していきたいと思います。
ストレッチは、運動前に行うと
負ける!
冷えた筋肉は伸ばしてはいけないということが
分かってきています。
ミシガン大学でラットを使ったある実験が
行われました。
ラットの足の筋肉を使った実験ですが、
軽くストレッチしただけで筋繊維がダメージを
受けたことがわかっています。
また、筋繊維がダメージを受けるだけではなく、
一時的にパワーやスピードが落ちることが数年の研究で
分かっています。
「ジャーナル・オブ・ストレングス・アンド・コンディショニング・リサーチ」に
によると、ミラノ大学で2010年にある調査が行われました。
17人の被験者にそれぞれスクワットの姿勢から垂直跳びをやって
もらいました。
垂直跳びをする前に足のストレッチをした時としなかった時とを
比較してみました。
なんと、ストレッチした方が、跳躍高、ピーク時の筋出力、
最大速度のすべてが成績が悪かったのです。
また、マックマスター大学の研究結果でも
同じような結果になっています。
ふくらはぎの筋肉を一定時間ストレッチすた後では、
神経信号の送信に関係する力が弱まっているのです。
しかもその状態が15分も続きました。
更に筋力は低下し、元の状態に戻るのに
約一時間ほどかかりました。
2008年に全米大学体育協会に加盟している
ルイジアナ州立大学のトラックチームの科学者と
コーチが、実際にストレッチの効果について
実験しました。
優秀な短距離選手19人を集めて、各選手に
40メートル走を三本、一週間のインターバルを空けて
二種類のチームメンバーで走ってもらいました。
結果は5.62秒に対して5.72秒で、ストレッチを
行ったほうが、スピードが低下し、減速はほとんど
後半にありました。
こうした結果から、
静的ストレッチを行うと、その後一時間以上
パワーとスピードが落ちることがわかりました。
ストレッチがダメなら何が
効果があるの?
今まで、静的ストレッチについて
説明してきました。
では勝つために、大会で本来の力を発揮するために
体のコンディショニングを整える方法はないのだろうか?
ウォーミングアップの目的は、筋肉や腱の柔軟性を
高め、血流の流れを促進し、体温を上げるて
協調運動を向上させることです。
2006年に米軍の研究チームがある実験をしました。
それ以前に過去10年、動的ウォーミングアップの
原理について研究が行われてきました。
入隊したばかりの兵士に、動的か静的どちらかの
ウォーミングアップを10分間行わせました。
静的ウォーミングアップをした兵士と、ウォーミングアップを
まったくしなかった兵士に比べ、
動的ウォーミングアップをした兵士は、
往復持久走、メディシンボール投げ、五段跳びで
いい成績をとりました。
動的ウォーミングアップが最もこの中で
効果があることがわかりました。
ワイオミング大学で2008年に
動的ウォーミングアップを繰り返すことで、
長期的な効果があるのかどうかを調査
しました。
大学のレスリング選手らを4週間に渡って
調査しました。
一つは、動的ウォーミングアップして
体力、持久力、俊敏性、無酸素性運動能力
(幅跳び、腹筋運動、腕立て伏せ、600メートル走)
を測定しました。
もう一つは、静的ストレッチをして
体力、持久力、俊敏性、無酸素性運動能力
(幅跳び、腹筋運動、腕立て伏せ、600メートル走)
を測定しました。
動的ウォーミングアップをした方は、測定値全体が
向上しました。
静的ストレッチをした方は、測定値の改善が
ありませんでした。
結論
パフォーマンスを向上させるための
準備運動としては、動的ウォーミングアップを
行うことで、筋力や持久力を損なうことなく体を
整えることができます。
動的ウォーミングアップのやり方は?
動的ウォーミングアップのやり方についての原則に
ついて説明していきたいと思います。
細かい内容は、どんなスポーツをやっているのか
によって異なります。
あなたが必要とする動きどんな動きなのか、
明確にしましょう。
原則は3つの段階に分けることが
できます。
体温と心拍数をあげるために
低負荷でリズミカルな運動をする。
例えば、ジョギング、ランニング、自転車、スワイショウ、水泳などを使って
最低5分間行う。
2.数分間行った後、筋肉や関節を必要なだけ
可動域内で動かす。
例えば、スクワット、スキップ、腕回し、首まわし、腰を回すなど
それぞれ10回ずつ、行う。
3,運動に備えて、その運動に見合った動きを
して仕上げる。
例えば、筋力トレーニングをするなら、軽い重量で数回
持ち上げたリする。野球をするなら、素振りを軽く行ったり、
軽い投球練習から行ったりする。本気で走るなら、短い距離を
何回か軽く走る。などです。
この3つの基本原則は、本格的に運動をする前に行う
やり方です。ベストなコンディションに体を整える方法です。
コンディションを整えて、運動を楽しんでください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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