この記事では、腰痛で病院に行ったときに、検査をしてもらいます。
その時にMRIの検査をしてもらうことがあります。「なぜ、MRIの検査をするのか」
について説明します。
腰の痛みで病院にいって、費用をかけてMRI検査をしたのに、
治療といえば、電気をしたり、腰を牽引したり、マッサージをしたり・・・。
お金と時間をかけてMRIの検査なんて、する必要があったのだろうかと
考えたことはありませんか?
そもそもMRI検査とは
MRI検査とは、強い磁石と電波を使って身体の中を写真のように写して調べる検査です。
MRIは、Magnetic Resonance Imagingを省略した言葉です。日本語では磁気共鳴画像という意味です。
このMRI検査で、身体の中身を細かく見ることができます。
骨や筋肉・神経の状態を見る事で診断をします。普通は身体の中身を見ることなどできません。
なんと言っても、身体の中身を画像で見ることができるといのが、魅力です。
因みに、心臓にペースメーカーがある人、人工内耳を付けている人、可動型義眼を付けている人はMRI検査ができませんので、ご注意ください。
その他気になることがあれば、検査をする先生に聞いてください。
画像と痛みは関係がない
MRI検査で、ここにヘルニアがあります。とか、ここに狭窄があります。
と言われて、なるほど、だから痛みがあるのかと思ったことありませんか?
本当は、画像と痛みとは全く関係ありません。
腰椎にヘルニアがあっても腰が痛くない人がいますし、ヘルニアが無くても
腰に痛みがある人がいます。
脊柱菅狭窄症も同じです。
実際に、何枚かのMRI画像を見て、「どの人が腰痛があって、どの人が腰痛がありませんか?」と整形外科医に聞いたとしも誰も正確に判断できないんです。
画像と痛みは、全く関係がないんです。
何のためにMRI検査をするのか?
では、何のためにMRI検査をするのか?
それは命にかかわる腰痛かどうか見極めるためです。
MRI検査で大切なことは、命に関わる疾患を見逃さないことです。
命に関わる腰痛とは?
強直性脊椎炎、悪性腫瘍による腰痛、脊椎感染症、乖離性大動脈瘤、馬尾症候群などです。
何のために、腰痛でMRI検査をするかは、
その腰痛に命に関わる病気があるかないかを見極めるためです。
終わりに
この記事では、腰痛で何のためにMRI検査をするのか説明しました。
MRI検査をするのは、その腰痛に命に関わる病気があるかないかを判断するため。
もう1つ重要なことは、痛みと、ヘルニアや狭窄などは関係がないということです。
ヘルニアがあるから、狭窄があるから腰痛がするんですよ。
と言われて、もう腰痛は良くならないんだと思わなくてもいいんですよ。
しっかりとした知識を身に着け、腰痛対策に取り組めば、腰はよくなります。
本日は、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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